シニア期は「7歳」が目安。でも見た目は変わらない。
結論から言うと、一般的に猫のシニア期は7歳からとされています。ただし、7歳はあくまで「入り口」です。
猫のライフステージ(環境省の区分)
- 生後6か月まで:子猫期
- 7か月〜2歳:青少年期
- 3〜6歳:成猫期
- 7〜10歳:中年期(シニアの入り口)
- 11〜14歳:高齢期
- 15歳以上:後期高齢期
7歳は人間でいうと44歳ごろ。見た目はまだまだ元気で、老化のサインがわかりにくい時期です。だからこそ、気づかないうちに体の変化が進んでいることがあります。
7歳以降に起きる体の変化
外見はほとんど変わらなくても、体の内側では少しずつ変化が始まっています。
- 毛並みにつやがなくなってきた
- 毛づくろいの回数が減った
- 高いところに登らなくなった
- 寝ている時間が増えた
- 食欲や体重に変化が出てきた
- 口臭が気になるようになった
これらは老化の自然なサインです。ただし、病気の症状と重なることもあります。「年のせいかな」で済ませず、気になる変化は早めに獣医師に相談してください。
特に気をつけたい3つの病気
① 慢性腎臓病
猫の死因として非常に多い病気です。厄介なのは、症状が出たときにはすでにかなり進行していること。腎機能が25%以下になって初めて症状が現れると言われています。
早めに気づける変化
- 水をたくさん飲むようになった
- 尿の量が増えた
- 体重が減ってきた
→ これらは比較的早めに現れるサインです。変化に気づいたら受診を。
② 歯周病
シニア期の猫に非常に多い病気です。口臭が強くなった、食べ方が変わったなどのサインで気づくことが多いです。放置すると、細菌が全身に影響することもあります。
③ 甲状腺機能亢進症・糖尿病
水をよく飲む、よく食べるのに痩せてくる、夜鳴きが増えるなどの変化が見られたら要注意です。シニア期に発症しやすい内分泌系の病気です。
7歳以降にやっておきたい3つのこと
① 健康診断の頻度を上げる
7歳を過ぎたら、年2回の健康診断が推奨されています。猫の1年は人間の4年分。半年に1回は、人間換算で2年に1度のペースです。決して多すぎません。
健康診断でチェックしてもらいたいこと
- 血液検査(腎機能・肝機能)
- 尿検査(腎臓病の早期発見に有効)
- 体重測定
- 歯のチェック
② 毎日の変化を観察する習慣をつける
猫は不調を隠す動物です。飼い主が日々の小さな変化に気づくことが、早期発見につながります。
- トイレの回数・量・色を確認する
- 毎日同じ時間に体重を測る
- 食欲の変化をチェックする
- 触れ合いながら体のしこりや異変を確認する
③ 生活環境を少しずつ整える
関節への負担が増えてくる時期です。日常の動線を見直すだけで、猫の負担がぐっと減ります
- 段差にステップやスロープを置く
- トイレの入り口を低いものに替える
- お気に入りの場所に柔らかい寝床を用意する
- 水飲み場を増やし、飲みやすい高さに調整する
- 床にカーペットやマットを敷いて滑り止めにする
まとめ
7歳はシニアの入り口。見た目は変わらなくても、体の中では変化が始まっています。大切なのは「気づく習慣」を持つこと。健康診断・毎日の観察・環境の整備、この3つが長生きの土台になります。
- 7歳を過ぎたら健康診断を年2回に増やした
- トイレの回数や量を日々確認している
- 水飲み場を複数用意している
- 段差にステップを置いた
編集部正直に言うと、うちの子もまだ健康診断に年2回は連れて行けていません。でも「行った方がいい」と知っているだけで、意識は変わる。かかりつけに相談するところから始めませんか。









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